ごあいさつ

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■ 豊島区長 高野之夫


 豊島区は区制施行80周年を記念し「記憶の遺産事業」をコミュニティの拠点である地域区民ひろばを中心に展開しています。今から80年前の昭和7年(1932年)、巣鴨町・西巣鴨町・長崎町・高田町の4町が合併し、豊島区が誕生しました。
 本事業は、まちの歴史・風景とともに、暮らし・営み・時代を見つめてきた語り手33名の方々らの後世に残したい記憶を映像にまとめ、区内外に発信するもので、とても有意義なものと考えています。インタビュアは立教大学、大正大学の若い学生たちにお願いし、語り手との世代間交流や地域資源の発掘、絆づくりに活かす目的があります。
 90年、100年と区政が発展するにはこうした過去のまちの記憶や区民の皆さん一人ひとりのまちへの愛情、支えが必要です。語り手の記憶のライブラリーをご視聴され、当時のまちの様相や近年の発展ぶりに思いを馳せていただき、今まで以上に豊島区に愛着を持たれていただけたら幸いです。
 区はこれからも古き良きものと新しいものを融合させ、誰もが誇りに思えるまち、訪れたいまち-「安全・安心な文化都市としま」-をめざしてまいります。



■「としまの記憶」をつなぐ会  代表理事 山田 智稔


 本年度は豊島区制施行80周年にあたり、あらためてお祝いの言葉を申し上げるとともに、幸いにもその記念事業「豊島の記憶 80」の制作委託を受けることができ、ここにその完成のご報告ができることを光栄に存じます。
 「豊島の記憶80」は、豊島区域に暮らす60歳以上の経験豊かな人々の「記憶」を、語りと映像で動画に撮影・編集し、ウェブ 上にまたDVDに記録した80本の動画アーカイブです。
 豊島区の人々の暮らし、街の変化や出来事についての「顔の見える証言」を手軽に見ることができるこのアーカイブは、「文化」 を経営理念の重要な柱として掲げる豊島区にあって、区民が共有する貴重な財産となることを確信しています。
 制作の機会を与えて頂いた豊島区の関係各位に深く感謝するとともに、このアーカイブが広く活用され、あるいはさらに充実し ていくことを心より期待し、ご挨拶といたします。

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